昇任のご挨拶

2022年(令和4年)4月1日をもって,私,西崎博光は,国立大学法人山梨大学・大学院総合研究部機械工学系の教授の職を拝命しました。

西崎は,今から6年前,2016年4月に准教授に昇任してました。すぐに娘が生まれたため,子育てと格闘しながらも,なんとか業績を維持でき、それを学内の先生方にお認めいただいたことでこのたび昇任することができました。本研究室の学生(OBを含む)や西崎と共同研究を行ってくださった学内外の先生方がいたからこそ,成果を出し続けることができたと思っています。また,大学が実施するリカレント教育や国際交流のプロジェクトにも携わらせていただくなど,多くの皆様に助けられてきました。家庭でも,私の家内もフルタイムの勤務であり,家事や子育ての分担をしながらの大学の仕事は大変でした。しかし,家内が仕事の時間を作れるよう配慮してくれたりと,たくさん協力してくれました。関係各所には頭があがりません。

山梨大学のような地方国立大学でも,国際化の波が押し寄せており,西崎研でも,3年前からデュアルデグリープログラムによる杭州電子科技大学の学生の受入れをはじめ,マレーシア・ペルリス大学との国際交流による留学生の受入れを始めており,2022年度は,12名もの留学生(研究室の学生のうち50%は留学生で,そのうち6名は日本語が話せない)が在籍することとなりました。ここ1〜2年で,一気に研究室の国際化が進んできました。

また,2年前から始めた,ブドウ(シャインマスカット)栽培のためのスマート農業技術の研究開発は成果を結び,NHKなどの全国放送でも取り上げらました。ここ3年ほどは音声や画像処理など英語の論文数も増加しており,研究も順調に進んでおります。優秀な学生のおかげで,質の高い研究も多く実施できており,毎年の卒論発表や修論発表で,毎回,優秀発表賞を受賞させていただいております。

今後も,教育活動はもとより,音声情報処理をはじめとするマルチメディア情報処理や人工知能の研究に邁進する所存でございますので,ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。今後とも,西崎研究室を,どうぞよろしくお願いいたします。

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